白内障・緑内障について
白内障の治療について
白内障とは?

私たちが見ている景色は、目の中で角膜と水晶体がカメラのレンズのように光を屈折させて、目の奥の網膜にその光を届けることで見ることができています。
そのため、光を届ける役割を持つ水晶体が白くにごってしまうと、網膜まで光がたどり着けず、視界が見えにくくなってしまいます。これが白内障です。
白内障を発症する一番の原因は加齢で、早い人で40代から発症し、60代になると70%、80代になるとほぼ100%の人が発症すると言われています。
40歳を越えたら、年に1度は定期検診を受けて早期発見を心がけましょう。
- 白内障の主な症状
- 全体がかすむ
- 光がまぶしい
- 暗く見える
- 視力が低下する
- 色の違いがわかりづらい
- 老眼が治ってきた
白内障検査・手術の流れ
- STEP 1
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ご来院
まずは症状を診させていただくため、当院へご来院ください。
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※ご予約は承っておりません。直接お越しください。 - STEP 2
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初回の診察
初診の際に、基本的な検査を行い、現在の状態を確認します。
白内障の進行状況やほかの目の病気があるかどうか、ご予定などを踏まえて、手術日を決定します。
診察後は、次回のご来院日をご予約ください。
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【ご注意】
・様々な検査を行うため、時間には十分に余裕を持って診察をお受けください。
・ほかの医院様からの紹介状があればご持参ください。
・目薬を使って瞳孔を広げる散瞳検査も行います。検査後4~5時間ほど見えにくくなるので、車を運転してのご来院はお控えください。 - STEP 3
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2回目の診察
手術を受けるために必要な精密検査や、採血検査、お体全体の問診を行います。
また、手術を受ける前後に気を付けていただくことをお伝えします。
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【ご注意】
・目薬を使って瞳孔を広げる散瞳検査も行います。検査後4~5時間ほど見えにくくなるので、車を運転してのご来院はお控えください。 - STEP 4
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手術当日
お薬やお食事などを普段通り取っていただき、ご指定の時間までにご来院ください。
まずは問診を行い、血圧の測定をします。次に目薬で瞳孔を開き、手術となります。
症状によって違いますが、基本的な手術は約20分以内に終了し、眼帯を付けて終了となります。
手術後は回復室でお休みいただき、手術後に気をつけていただくことなどをお伝えしてから、眼帯をつけてお帰りいただきます。
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【ご注意】
・手術後は安静にお過ごしください。
・手術当日は車でのご来院は絶対にお控えください。術後の運転は大変危険です。 - STEP 5
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手術翌日の診察
手術で目に入れたレンズが正しく固定されているか、炎症などがないかなどを確認します。大切な診察のため、必ずご来院ください。
▼ - STEP 6
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術後の定期健診
術後の診察は 徐々に診察間隔をあけていきます。回復状態を確認したり、合併症が起きても早めに対処できるよう、必ずご来院ください。
定期検査以外の日でも、見え方に違和感を感じたり、急に視野が変わった時には早めにご相談ください。
緑内障の治療について
緑内障とは?

目の奥には、約100万本の線維でできた視神経が存在しています。この視神経に障害が起きると、視野がだんだんと狭くなっていき、進行すると見える範囲が限られたり、失明してしまいます。
緑内障は自覚することが難しい病気です。例えば片方の目が発症し、見えにくくなっても、もう片方の目で視野を補うため、気が付きにくいのです。
しかし、一度見えなくなった視野はもとには戻せないため、できるだけ早い時点で治療や手術をする必要があります。
緑内障は、40歳以上では20人に1人、70歳以上では10人に1人が発症していると言われています。
40歳を越えたら、年に1度は定期検診を受けて早期発見を心がけましょう。
- 緑内障の症状
- 見える範囲が狭くなった
- 見える範囲が欠ける
- 視力の低下
- 目がかすむ
緑内障手術の流れ
- STEP 1
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初回の診察
まずはご来院のうえ、ご相談ください。ご自覚している症状や気になる症状を丁寧にお伺いします。
▼ - STEP 2
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診療
視力検査、眼圧検査、眼底検査、OCT(光干渉断層計)検査、視野検査などの精密検査を行います。検査は時間がかかりますので、時間に余裕を持ってご来院ください。
▼ - STEP 3
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治療
最初の治療は1種類の点眼薬から始めます。患者さんの症状や効果の出方に合わせて、2~3種類の点眼薬を併用することもあります。
治療を続けても効果が上がらない場合は、手術を行うことになります。手術の必要がある場合は、連携している旭川医科大の緑内障外来をご紹介させていただいております。
眼内レンズについて
単焦点眼内レンズ・多焦点眼内レンズ
白内障治療の際に、濁った水晶体の代わりに用いる人工の水晶体のことを眼内レンズといいます。眼内レンズには「単焦点眼内レンズ」と「多焦点眼内レンズ」の2種類があり、一般的には遠方か近方のどちらかにピントが合う単焦点眼内レンズが使われています。しかし、どちらか見えない方を補うために眼鏡を使用しなければいけません。
これに対し、多焦点眼内レンズは遠方と近方のどちらもピントを合わせることができます。眼鏡をかけずに遠くも近くも見えやすいというメリットがあります。
単焦点眼内レンズ(イメージ図)
多焦点眼内レンズ(イメージ図)
しかし、見え方が不鮮明に感じたり、夜間に光がまぶしく感じたりと、デメリットを感じる人もいます。また、症状によって適応できるかも異なり、人によっては単焦点レンズの方がメリットが大きい場合もあるので、手術の前に医師とよく相談して使用するレンズを決めます。
ご案内
〒070-0832
北海道旭川市旭町2条10丁目
診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 | |
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09:00 12:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | / |
13:30 17:30 | ● | / | ● | ● | ● | / | / |
【休診日】
日曜日、祝日、土曜午後
※火曜日午後は手術のため外来診療なし
地図
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